本日は認知症の中核症状である見当識障害について書いていきます。
見当識障害とは自分が置かれてる状況が分からなくなる事をいいます。
例えば時間や自分がいる場所がわからない、生年月日がわからない、
人の名前がわからないと言った症状です。
今日は何月何日か?
ここはどこなのか?
自分は誰と話してるのか?
なぜここにいるのかなのが分からなくなってしまいます。
○時間が分からなくなる
時間の認識が分からなくなってしまうと遅刻をしたり出掛けるの準備が出来なくなったりします。
季節がわからなくなると、どのような服装をしていけばいいのかもわからなくなり洋服を選ぶこともできなくなってしまいます。
○場所が分からなくなる
いつも行ってる場所の行き方が分からなくなってしまったり、自分の部屋の中も位置が分からなくなってしまう。
場所がわからないので家に帰れなくなってしまったりします。
○人が分からなくなってしまいます
話してる相手が誰なのか、家族や友人のことさえも分からなくなってしまいます。
関係の認識も分からなくなってきて自分子供を孫だと思ったりもします。
あとは自分配偶者が誰だか分からなくなったりもするんです。
認知症の初期症状ではあまり気づかれないことが多いです。
家族が少し曜日や時間を少し間違えても見過ごしてしまうことが多いでしょう。
例としては
家族が体操教室に毎週火曜日に行くんですが、月曜日なのに出かけてしまって「教室が休みだった」と話していたなどがあれば注意が必要です。
一回なら良いのですが、何度も続くようでしたらコミュニケーションを増やして下さい。
リアリティ・オリエンテーションと言って今日の日付や季節を確認しながら会話の中に入れて行きます。
そうすることでご家族様が繰り返し、見当識の確認が出来つ落ち着いていき、見当識障害が良くなっていく場合もあります。
しかしあまりしつこすぎたり、強引すぎるとストレスになりますので相手のことを思ってコミュニケーションを図って下さい。
キーワードはさりげなくですね。
カレンダーなどにも分かりやすく印を付けるのもいいですよ✨
軽い認知症だとコミュニケーションで家族も安心して穏やかに過ごしてくれますので、まずはあわてずに受け止めて下さいね。
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